おもちゃ箱キッズみもみ園について

みもみ園の考え方

療育とは、人がそれぞれに持っている苦手な部分を自分で認め、受け入れ、 それに替わり苦手を補う得意な一面を、豊かに表に出すための訓練のことです。 「遊びが学び!」それがおもちゃ箱全体の理念です。

一概に療育と言っても、様々な手法や解釈があふれています。 子どもたちの笑顔が一番多く見られる場面を思い浮かべてください。 勉強ですか?スポーツトレーニングですか? 答えの多くは遊びです。

笑顔いっぱいに遊びながら過ごす中で、おもちゃ箱では、どんな一面でも学びの一コマとして切り取ることが可能です。親御さんには当たり前のように映る動作やしぐさも、 しっかり経験を積んだスタッフが、ひとつひとつを発達の兆しとして大切にとらえます。
時には一緒に遊びながら、時には関わりを見守りながら、押しつけではない療育は、 子どもたちの好む遊びの中でストレスなくつけることで、定着率があがるのです。
子どもたちやご家庭にとっては、ほめられる場が増えるとお考えください。

療育のひとつとして、社会性を身に着けるというポイントがあります。学校でも親元でもないおもちゃ箱という場所で過ごすことによって、体験や興味の幅が広がります。
具体的には、認知行動療法のひとつで心理社会的介入方法であると言われている生活技能訓練(Social Skills Training:SST)や、TEACCH、ABAなどを取り入れています。

例)

  • ・買い物 - 社会生活への適合力を養う。
  • ・ゲーム(複数参加)- ルール順守やコミュニケーション力を養う。
  • ・施設外活動 公共でのマナーを身につける。

遊びに対する想い

おもちゃ箱では「遊び」を最重要視しています。なぜなら、子どもは遊ぶことが大好きだからです。
子どもたちの笑顔の成果を求めるために、おもちゃ箱では子どもの「好き」に寄り添うことが一番だと考えます。

昨今の子どもを取り巻く環境では、いじめ、虐待、発達障害をキーワードとして語られる現状が少なくありません。おもちゃ箱では、主体的に考える力、自己決定のスキルを子どもたち自身が身につけることを重視しています。親や周囲の大人は愛情深く育てることは出来ますが、代わりに学校、またはその先の会社へ行ってあげることはできないからです。

生きる力が整った健全な心身が確立した上で、学力や勉学はあと伸びでいくらでも花開くことができるでしょう。
幼い子どもたちが、今すべきなのは主体性を身につけて自分自身を鍛えること。
幸せな子ども時代を、さまざまな大人と質のよい時間で過ごすことが幸せにつながります。

勉強に気が向くまでには時間がかかるけど、遊びや好きなことには積極的で笑顔がいっぱいの子どもたちがたくさん通っています。楽しい遊びを介して信頼感を築き、常に下から支える、時には横並びで寄り添うスタッフとともに、社会性を成熟させていくことができます。

学校で、ある意味一目おかれてしまう

「テストはよくできるけどちょっとかわってる・・・!」ではなくて、 「勉強イマイチだけど、遊ぶとメチャ楽しい友だち!!」を目指しましょう。
体験の幅を広く、同じ体験値を重ねるのであれば、家庭以外に委ねることその社会性は飛躍的にアップします。 心配や困りを感じていらっしゃるご家庭には、おもちゃ箱のご利用を強くお勧めします。

配慮について

おもちゃ箱は診断や薬物的治療をすすめる場ではありません。さまざまな子どもたちが集うなかで、スタッフはみんなが楽しめる内容・運営に努めています。

一日の流れの中で個別療育と集団活動に取り組みますが、その時のコンディションによって「短時間でしっかりと」や「じっくり時間をかけて」というような見極めを外さないよう、スタッフ間で声をかけあいながら行っていきます。療育の中で発達障害という言葉は一切使いません。

社会性を身に着ける一環として、子どもが自分でできる部分には手をかけすぎずに見守ります。

発達の過程は人それぞれ、順序も早さも違うものです。ご家庭での子育て時間を分かち合うパートナーとして、おもちゃ箱を位置付けてくだされば幸いです。

外の世界へ向かっていく子どもたちには、力強くしなやかに生きていってほしい。
おもちゃ箱という空間から、ゆるやかに外へつながっていけばいいのです。
今の子どもたちを見守りつつ、「その先へ」

私たちおもちゃ箱は、未来を生き抜く子どもたちのその先の世界へ、まなざしを向けています。